2024年3月20日(春分の日)、増進堂・受験研究社の大阪本社にて『スーパー理科事典 五訂版』発売記念「小学生わくわく実験工作セミナー」を開催いたしました。
「チコちゃんに叱られる!」(NHK)にも出演している川村康文 東京理科大学教授(北九州市科学館スペースLABO館長)のセミナーということもあり、チケットは完売、当日は満席となりました。
セミナーには小学1年生から6年生まで、計36名の小学生が参加しました。
本社のエントランスには増進堂・受験研究社の書籍がすべて本棚に収められています。
早速手に取って夢中で読む参加者の方が印象的でした。
みなさん普段から本がとても好きなようです。
会場に入り、作業テーブルに着席。
今回工作するのは「シャカシャカ振るフルライト」。
子どもたちの目の前には太いストローに導線を巻いたもの(コイル)、強力磁石、小さな電球などなど。ひとつひとつ、川村先生が紹介していきます。
材料はペットボトルをリサイクルしたものや、銅線を太いストローに巻いて作った手作りのコイルなど。すべて市販のもので準備しました。
川村先生と当社の安藤研究員の話に時々笑いがおこる楽しい雰囲気で工作スタートです。
用意された材料を、手順通りに組み立てていきます。細かい作業でしたが、みなさんの集中力がすごい!
ほどなくして、あちらこちらでシャカシャカ振る音が聞こえ始めます。
みんなのLEDライトが光っています!
電池を使っていないのに、ライトが光っている・・・電気って作れるんだ!
磁石と銅線に秘密があるようです。
川村先生から磁石の性質と電気が起こる仕組みが説明されました。
今、みなさんの生活に使っている電気はこの磁石とコイルを使った方法で作られていて、発電所から届けられているのだと教えてくださいました。
光るのが楽しくてみなさんシャカシャカしていましたが、手を振るのが疲れたな・・・と感じる人も。
では生活で使っているたくさんの電気はどうやって作られているのか?発電所ではどんな方法で作っているのか?そんなことも気になり始めた人もいたようです。
みなさんのライトが光ったあとは、川村先生が作詞作曲した歌を歌ってくださいました。
歌には川村先生の、科学を勉強して将来、研究者や技術者になってほしいけれど、科学や技術を人の命を奪ったり環境を破壊したり兵器として使ったりせず、本当の意味で人類の幸福のために科学を学び、そういったことがわかる科学者になってほしいという気持ちが込められていました。
最後に、当社の安藤研究員から『スーパー理科事典 五訂版』の使い方の説明があり、保護者の方にも活用できる情報がお伝え出来たのではないかと思います。
セミナー終了後には『スーパー理科事典 五訂版』の販売会があり、川村先生にサインをしていただき、直接お話をする機会もありました。
新しい本を手に、皆さん笑顔で会場を後にしました。
「またやってね。」と言いに来てくれた子どもたちに、私たちもワクワクをもらいました!
体験がワクワクを生み、「なぜ?」に繋がり、書籍で調べる。
調べることでさらに興味は広がっていき、また体験につなげる。
『スーパー理科事典 五訂版』をきっかけにみなさんの周りでワクワクが生まれたらいいなと思います。
ご参加くださいました皆さま、保護者の皆さま、川村先生、小林先生、楽しい時間をありがとうございました。